第26回

02.06.15<<ポジ・ネガのスキャン>>


ポジとネガどっちがスキャンしやすいかってよく話題になりますね。

大方の意見はポジに軍配が上がるようです。

極端な意見だと、ネガからのスキャンは使い物にならないって

言い切ってる方も結構います。

特にA3サイズ以上にプリントする場合は論外って感じの話も

あります。

こんな意見を見るとやはり気になります。

当サイトの画像は95%くらい、その使い物にならない

ネガからのスキャン画像です。

平均がどの程度なのか分かりませんし、当サイトの画像が

平均以上なのかどうかも客観的な判断材料がないので

分かりませんが、「なにこれ?」って程ではないと自分では思ってます。

まあ、見ていただく方の環境も様々ですし、所詮50から100メガの原データを

50K程度に圧縮しているわけですから、あまりWEB上の画質をうんぬん言っても

意味はないのかもしれません。

ただ、見ていてきれいな画像だと感じるサイトとそう感じないサイトがあるのも

事実です。ただこれはスキャン以外の要素もたくさん絡んでいますね。

話を戻して、スキャンするフィルムですが、ホントにネガはダメなのか?

単なる私個人の考え方は「No」です。

ポジもネガもスキャンしますが、ネガがポジと比較して極端にスキャンしにくいと

感じたことはないんです。だから「ネガ=スキャンは論外」は理解できない。

ただ私の撮影内容の99%がポートレートに限定されていますので

風景その他は分からないというのが正直なところです。

スキャンしづらいと感じたことはないですが、ネガで撮影する場合は

当然のことなんでしょうが、ポジと比較してメリット・デメリットがそれぞれ

あって特性が違う分けですから、撮影時に欠点の部分をカバーする必要が

あります。繰り返しになりますが欠点を補うのはポジもネガも同じですよね。

私がネガの泣き所と考えているところを1つ上げると、シャドー部分です。

ポジだとシャドーのトーンは基本的にきれいですが、ネガは同じ感覚だと

濁りがでて汚くなります。基本的にネガはポジに比べてしっかり光をまわす

必要があると思ってます。

ネガはオーバー目に撮っておけばなんてよく言いますが、

これは露出をオーバー目にするということですよね。

私はまずこれをしません。カメラの露出で調整しないってことです。

このオーバー目と光をしっかりまわすはまったく違うことです。

ではどうするかというと被写体の光を調整します。

これはポートレートだからかもしれません。風景ではほとんどできないですから。

でもポートレートでは日常的なことなんです。レフ使って調整するだけなんですから。

ネガはラチチュードの広さが最大のメリットであり、使いやすい部分ですが

10段の中に入っていれば良いって感覚で撮影されたネガと、ポジと同じ

5段の中で撮影されたネガでは、当然後者からの方がきれいな絵が得られると

思ってます。印画紙のラチチュードも5段ですし。

ネガとポジとを同じ条件で撮影して、どちらがスキャンしやすいかって実験を

やってる方を見ますが、これって多分ポジで撮影するパターンが基準にあって、

ネガもまったく同じ条件でやってるんでしょう。

特性の違うフィルムをポジと同じ条件で撮影して、ネガはダメだっていうのは

どうでしょうね。

フィルムの特性にあわせた露出調整をして撮影することが、ポイントなんじゃないか

と個人的に思ってます。そうすればポジが絶対ってことはないと思いますよ。

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